気血水と薬膳

漢方の基本的な考え方の1つとして気血水の3つの要素のバランスをみていきます。

「気(き)」は身体全体の元気ややる気、「血(けつ)」は身体の中を巡る血液や栄養素など、「水(すい)」は全身を巡る血液以外の体液のことを指します。

この気血水の3つの要素がそれぞれ足りているかどうかをみることで身体の状態をチェックすることができます。

気血水それぞれの働きについては「【女性のカラダと不調】気血水のバランスが大切」に記載をしています。

気血水3つの要素のチェック

1.気

不足している状態を「気虚(ききょ)」とよびます。

気が不足していると元気がなくなんだかやる気がないような感じがしてきます。

疲れやすくなったりかぜをひきやすい、普段よりも汗をかきやすいなどの症状が現れてきます。

気がうまく発散できない、滞っている状態を「気滞(きたい)」とよびます。

気持ちがふさいで憂鬱な気分になる、お腹にガスが溜まっているような感じがするなどの症状が現れてきます。

おすすめの食材

気虚

高麗人参、とうもろこし、うなぎ、牛乳、鶏肉、なつめ、しいたけ、えだまめ、りんごなど

気滞

セロリ、菊花、しそ、みょうが、ミント、ゆず、みかん、ハーブ、しゅんぎく、にらなど

2.血

不足している状態を「血虚(けっきょ)」とよびます。

血が不足しているとお肌のツヤが足りなく見えたり、めまいやふらつきなどの症状が現れてきます。

血が滞っている状態を「瘀血(おけつ)」とよびます。

唇の色が通常よりも紫色に見える、月経時に血の塊が混じっているなどの症状が現れてきます。

おすすめの食材

血虚

黒ごま、らっかせい、くるみ、レバー、牡蠣、ほうれんそう、黒きくらげ、なつめ、羊肉など

瘀血

黒豆、あずき、さんざし、たまねぎ、酢、かつお、桃、とうがらし、黒きくらげ、にんにくなど

3.水

不足している状態を「津虚(しんきょ)または陰虚(いんきょ)」とよびます。

身体のすみずみまで体液が巡っていない状態で口の渇きや便秘、舌や皮膚の乾燥などの症状が現れてきます。

水が滞っている状態を「水滞(すいたい)」とよびます。

頭が痛くて重たい感じがする、むくみやすい、軟便や下痢などの症状が現れてきます。

おすすめの食材

津虚または陰虚

ぶどう、バナナ、セロリ、松の実、豆腐、いか、牡蠣、くるみ、れんこん、白菜、しいたけなど

水滞

とうもろこし、はとむぎ、あずき、黒豆、海藻、もやし、すいか、トマト、ウーロン茶、紅茶、とうもろこしのヒゲ、きゅうりなど